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今日は日本ではひな祭りという女の子のお祭りの日だそうです。
男である僕達には直接関係なかったのですが、シュミットが記念に
妹へ雛人形を送りたいとゆうので一緒に選びについてゆきました。
何段もある豪華なひな壇の上に整然と置かれている細かい人形の細工に感心しながら、
ふと、その脇に置かれている2つの人形だけ入ったケースに目を止めた。
お内裏サマとお雛サマ。2人で一対。まるで僕達のようだ。
お内裏サマは僕。お雛サマはもちろんシュミットだ。
シュミットは肌が白いからこういう色鮮やかな衣装はきっと似合うだろう。
と、ほんのり浸っていたら、シュミットが僕のお腹に肘を当てた。
見れば眉をつりあげて冷たい視線を向けている。
どうやら話を聞いてなかったらしく怒っているようだ。
僕は慌てて、ヒナアラレを買ってシュミットへお詫びにと渡した。
「可愛いお菓子だな」とシュミットはすぐ珍しい色とりどりのそれに興味を惹かれたようだった。
そして、帰りに僕は忘れずに白酒を買って戻った。
そうして部屋でシュミットに今日はこれを飲むらしいですよと何気なく進める。
用意された白酒を飲んだシュミットの頬は、まるで桃のようにほんのりピンクに染まった。
ちなみにひな祭りは桃の節句というらしい。
今日目の前のこの美味しそうな桃を味わうことが出来るのは僕だけだ―――。
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